戦争は最大の環境破壊である @ パタゴニア京都 | 2017年4月29日(土)| Study War No More 2017 Diary

元兵士の証言 | イラク帰還米兵スピーキングツアー
Study War No More – Ash Speaking Tour 2017

2017年4月29日(土)@パタゴニア京都
主催:NPO法人使い捨て時代を考える会

アッシュ スピーキングツアー 2017

戦争は最大の環境破壊である

 
 

何が素晴らしいって、こども・こどもを連れての参加が多かった!(おとな52人、こども8人だったそうです)
主催のNPO法人使い捨て時代を考える会の方針で、こどもを連れてのイベント参加を歓迎しているそうです。嬉しいですね。

そのことを知らなかったアッシュとうちですが、アッシュが元々こども・こどもを連れての参加を歓迎しているので、走り回ってるこどもらを見て、喋ってる間からにまにましてました。これからの社会をつくっていく世代、これからの人生のなかで色んな選択をしていく彼らのなかに、「こんな話聞いたことあるかも」っていう何かしらが残ってくれたら嬉しいなと思います。問題は、通訳の方。こどもたちにも伝わる言葉をちゃんと選べてたかどうか・・・

この日のタイトルから、戦争・軍隊による「環境破壊」という側面を考えた話が中心になりました。

もちろん、爆弾落とせば人間だけやなくて環境そのものを破壊します。大問題です。
でも、それだけやなくて、戦闘機・爆撃機を1回飛ばすためにどれだけの燃料が必要なのか。地球温暖化防止に向けて各国が取り組むことを示した京都議定書がパリ協定へと発展していく反面、地球環境を守るための様々な取り組みから軍隊は除外・免除されてる。そんなことやってたら軍事行動は遂行できない、という現実。破壊のための投資であるばかりでなく、何の返り(利益)も生まない武器投資ではなく、投資したことによって未来が育つ交通網の整備や福祉の充実等社会投資をする方がよっぽど返り(利益)を生むことにつながる、という話。「戦争」について話すとき、悲惨で甚大な人的被害を直視することはもちろん大事なのですが、それだけではなく、戦争・武器経済の馬鹿々々しさを見ることも要るんじゃないか、、、

この日は War is Trauma の展示に囲まれたなかでのスピーキングで、そのためか、アッシュが現在やっていること(アートや証言を通じた活動)の話にもなりました。なぜこういうことをやれているのか、どうやって続けられているのか、軍隊に入ることを考えている若者にどうやってアプローチしたらよいか、、、えとせとらえとせとら。

結論を持てるような話ではないのですが、この場に参加したことを持ち帰って、家で家族と、あるいは友達と、諸々の会話を続けていくことにつながれば嬉しいです。

「(War is Trauma)展示の写真を撮ってもいいですか」って何度も聞かれたのも、この日の特徴かもしれません(会場の雰囲気も関係しているんでしょうが、”展示のうまさ”ってあるのね、きっと)。とても嬉しい半面、「アート」を取り巻く現状のいびつさも感じます。自分たちのメッセージを伝えるため・広げるため、表現の手段・手法としてあるアートですが、権利を囲い込んで課金するビジネスアートがどれだけ浸透してるのかと。。。

もひとつ嬉しかったこと。

アッシュの話は個人体験をもとにしている話なので、ある種の限界があります。それは当然のことでそれで良いのですが、軍隊・戦場・兵士のなかには、アッシュが体験していないことももちろんあります。

War is Trauma の展示を見ながら、そういう、アッシュの話に出てこないところにも目を向けてもらえて嬉しい日でした。

この企画に取り組んでくださったNPO法人使い捨て時代を考える会のみなさま、参加してくださったみなさま、こういう形の「場」を持ててとても嬉しい一日でした。本当にありがとうございました。

そして、2012年ツアーのやんばるくいなと再会!
ありがとうございます!

こぶち

写真もいただきました。ありがとうございます!
時間を見て、追々アップしていきます~

もうね、写真や記録は、いただきもので賄うことに決めました(-“-)

 
 

 
 
 
Study War No More - Ash Speaking Tour 2017スケジュール | 企画募集について 
 
War is Trauma展示スケジュール | War is Trauma について