サポーターの皆さんへ。昨日のレイバーネツトテレビ出演が、再度ご覧いただけます。
松原 明さんが、レイバーネツト・メーリングリストで、要旨をまとめてくださった上で、ご案内してくださっています。
松原さん、本当にご苦労さまでした。レイバーネツト・テレビの佐々木さん、土屋さん、松本さん、そしてスタッフの皆皆さん、本当にありがとうございました。
以下、貼り付けでご案内します。
木村 拝
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松原です。
きのうは今年最後の「レイバーネットTV」でしたが、大変充実したものになりました。来年に向けては、12/20の拡大事務局会議(新宿ビタミンスペース)で検討します。企画もちこみ歓迎です。以下、きのうの報告です。アーカイブがありますのでぜひご覧ください。
↓アーカイブ(特集は12分から)
http://www.ustream.tv/recorded/27511033
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●若者が戦場で見たものは~「レイバーネットTV」でイラク帰還米兵が語った真実
12月5日の「レイバーネットTV」にイラク帰還米兵アーロン&アッシュさんが生出演した。二人は2003年イラク占領に従軍した。当時 20台前半の彼らはまず、どうしたら人を殺せるかを徹底的に訓練された。「動くものを即座に撃つことを筋肉に覚えさせることから始まった。イラクへ行くのは、独裁者を倒し人々の生活を援助し平和のために行くと信じていた。しかし裏切られた」。二人は昨日のことのように占領下の実態を語った。「戦地に行くと性差別・人種差別が身についてくる。イラク人を“ハジ”という差別語で呼んだ。非人間化すると殺しやすくなるし、殺しても悩まなくなる」。そしてかれらはイラクの少女をトラックでひき殺す事態を起こしてしまった。少女の家に行って弁償をするが、その代金はヤギ一頭の半分でしかなかった。
1時間15分にわたる二人の生々しい証言にスタジオは緊張し、涙をぬぐう人も多かった。二人は大量破壊兵器の存在を信じ、正義のために戦地に行ったのに、すべてが裏切られズタズタにされた。暴力的な体質になったかれらは、帰国してもまともな仕事に就けず、PTSDに悩み、多くの仲間を自殺で失っている。
日本の若者へのメッセージを求められて、かれらはこう答えた。「戦争はゲームと違う。死んだ人間はけっして戻らない。戦争で平和をつくることができないことは歴史が証明している。為政者にだまされてはならない。戦争はいったん始めると戻ることができないからだ。憲法9条は大事だ」。
“ハジ”の意味を問われて、アッシュはこう話した。「“ハジ”とは本来はイスラムの言葉でいい意味なのだが差別語として使っている。第二次大戦で日本人を“ジャプ”と呼んだのと同じ、あなたたちも“鬼畜米英”と言っていたでしょう」。番組へのツイッターで「日本兵が中国人を“マルタ”と呼んだのと一緒ですね」というコメントも寄せられた。人殺しの戦争は、人を人と認めない「差別・蔑視」が叩きこまれるところから始まることがよく分かった。
いまなお公然と中国を“シナ”と呼んでいる石原元都知事がのさばっている現状を見るにつけ、こんな男を議員していいのか、選んでいいのか、と体の深部から怒りがこみ上げてきた。(M)
↓写真つき報告
http://www.labornetjp.org/news/2012/1205shasin
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