War is Trauma | travelling warriors: dialogue & exhibition

2010年11月、Operation Exposure というストリート・ポスタープロジェクトが始まりました。
戦争とはどういうものか。その現実をストリート・アートを通して知ってもらおうと、IVAW メンバーがポスターを制作し、町中に貼りだす――町中の企業広告をこのポスターと貼り替ようというものでした。 Justseeds のアーティストも参加しました。

ポスターには、兵士の抵抗やPTSD（Post Traumatic Stress Disorder =心的外傷後ストレス障害）、TBI（Traumatic Brain Injury ＝外傷性脳損傷）、軍隊の性暴力等、軍を持つ社会の側面が描かれています。

War is Trauma は、このポスターをポートフォリオにまとめたものです。
表紙には、Combat Paper Project でつくられた紙が使われています。帰還兵たちが「兵士」として使っていた軍服等を細かく切り刻んで、「再生」させたものです。

Travelling Warriors では、War is Trauma ポスターを展示しながら、戦争や軍隊、兵士について話す場づくりをすすめています。（詳しくはこちら）

War is Trauma by IVAW+Justseeds
http://www.ivaw.org/war-is-trauma （全作品を閲覧・ダウンロードできます）

Operation Exposure: War is Trauma – Bringing the War Home Through Street Art by Iraq Veterans Against the War
https://www.flickr.com/photos/visualresistance/sets/72157625415031372/

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War is Trauma について

ポートフォリオ：WAR IS TRAUMA（ウォー・イズ・トラウマ）

「ウォー・イズ・トラウマ」は、Justseeds Artist Cooperative^*1、IVAW（反戦イラク帰還兵の会）、Booklyn^*2の共同出資で製作されたポートフォリオである。
この企画は、Justseeds のアーティストが IVAW による「回復作戦（Operation Recovery）」^*3にグラフィックスを提供し、2010年11月から始まったストリート・ポスタープロジェクトをきっかけとして始まった。これらのポスターは、兵士の抵抗、心的外傷後ストレス障害（PTSD: Post Traumatic Stress Disorder）、軍隊内での女性への性暴力、外傷性脳損傷（TBI: Traumatic Brain Injury)等、議論されていない問題に人々の注意を向けようと、企業広告に代わって公共の場に貼られた。このアクションに続いて、Justseeds と IVAW は共同で、「回復作戦」プロジェクトのブックレットを発行した。
「ウォー・イズ・トラウマ」プロジェクトのために、Justseeds、IVAW とその賛同者から30人以上のアーティストが「回復作戦」プロジェクトをテーマにした作品を作った。合計130の作品が展示され、帰還兵、市民、イラクやアフガニスタンからの難民などの様々な人々に対話をもたらした。
作品のプリントは、「コンバット・ペーパー（Combat Paper）」プロジェクトで作られた表紙をつけたポートフォリオになっている。このプロジェクトで作られる紙の原料は軍服で、帰還兵たちは癒しのプロセスの一部として、それらを細かく切り刻み、水と混ぜて紙に再生するのだ。

Justseeds Artist Cooperative

Booklyn

原文：
WAR IS TRAUMA by IVAW
available at http://www.ivaw.org/war-is-trauma
翻訳：中村江里 | 2012年6月23日

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貸出

War is Trauma ポートフォリオは、34枚のポスターと表紙で構成されています。
それぞれのポスターは、下記サイトでご覧いただけます。
War is Trauma by IVAW+Justseeds　http://www.ivaw.org/war-is-trauma

貸出基本設定：