パネル展@丸木美術館(8月4日~25日)

丸木美術館で開催されているパネル展示の報告が届きました。(ここ から転載)
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8/4-8/25 「その光景と思索~イラク帰還米兵作品パネル展~」@丸木美術館

イラク帰還米兵作品パネル展、8月はほぼ一ヶ月間、丸木美術館で展示を行っています。

今日は一日展示室に居て、見に来てくださった方とお話する時間を持てました。8月15日ということもあり、来場者も多い方だったのではないでしょうか。世代が違う方と戦争の記憶や平和教育、日の丸・君が代の話で盛り上がり、終戦直前(8月14日)の熊谷空襲のお話を聞いたりしました。夏休みの宿題で美術館に来た小中学生もちらほら。中には参考図書を食い入るように読んでいる子も居ました。

時間の合間を見て、搬入時には見られなかった丸木位里・俊さんの作品を鑑賞。原爆の図は有名ですが、本物の圧倒力は想像以上でした。1階には朝鮮人差別をテーマにした「からす」や「南京大虐殺の図」「アウシュビッツの図」のほか、「水俣・原発・三里塚」も展示されており、被爆直後の広島を目撃して以後のお二人の思索の跡を辿ることができます。

ちなみに丸木美術館は、丸木夫妻の遺志を引き継ぎ、脱原発の意思表示として太陽光発電に移行中とのこと。真夏に冷房なしは正直こたえましたが、お二人のアトリエだった部屋で、美しい自然を眺めながらアイスコーヒーをいただくのは至福の時間でした。

展示は8月25日まで。ちょっと遠いですが、時間をかけても行く価値のある素敵な美術館です!